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- この記事はこんな方に向けて書いています
- 「新しく買ったダウンジャケット、早く着たい!けどまだ暖かいし早い気もする…」
「ダウンの着る時期を間違えて恥ずかしい思いをしたくない…」
「10月はダウンを着る時期としておかしい?」
服にはそれぞれ着るべき時期があります。
ダウンは主張の強いアイテムなので、着る時期を間違えると周りの服装から浮いて恥ずかしい思いをしてしまうことも。
こんにちは!「ダウンリユース」管理人のnomです。
アウトドアをきっかけにダウンウェアに興味を持ち、「日本繊維製品消費科学会」に入会、論文からダウンの情報を学んでいます。
コスパ系~高級ダウンまで、10着以上ダウンジャケットを購入し、日々ダウンの着こなしを楽しんでいます。
今回は、ダウンを着るタイミングを外さないために、気温やアイテムごとの特徴に合わせた着方を解説していきます。
この記事を読めば、今持っているダウンウェアで「外さない着方」がわかります。
論文や書籍から得た知識を活用しながら記事を書いているので、自信を持ってダウンウェアを着たい人はぜひご覧ください。
結論から言うと、本格的な厚手のダウンジャケットなら、12月~2月までがシーズン。
3月になったら、冬アウターは徐々にクローゼットにしまっていきましょう。
クローゼットにしまう前のクリーニングに
平均気温10℃以下がダウンジャケット・ダウンコートを着る目安
ダウンジャケット・ダウンコートを着るのにちょうどいい・着ていて違和感のない季節は真冬。
平均気温10℃以下、月にすると12~2月です。
ダウンアウターはボリュームがあり主張が強く、冬を象徴するようなアイテムなので、一般的に「特に寒い時期に着るもの」という認識があります。
そのため、3月など少し暖かくなってからの時期に着用すると、少し暑苦しい印象を与えてしまうかも。
以下は、気象庁が毎年公開している平均気温のデータをもとにして、月ごとに丁度いいアウターをまとめたものです。
月 | 平均気温 | 丁度いいアウター |
10 | 17.2 | 薄手のアウターやブルゾン |
11 | 14.5 | 薄手のダウンジャケット(インナーダウン) ダウンベスト 薄手アウター+インナーダウンなど |
12 | 7.5 | ダウンジャケット ダウンコート アウター+インナーダウンなど |
1 | 4.9 | ダウンジャケット ダウンコート アウター+インナーダウンなど |
2 | 5.2 | ダウンジャケット ダウンコート アウター+インナーダウンなど |
3 | 10.9 | 薄手のダウンジャケット(中旬まで) ダウンベスト(中旬まで) 薄手アウター+インナーダウンなど |
ダウンジャケット・ダウンコートが活躍するのは12~2月まで
先ほども説明したように、ダウンジャケットやダウンコートが活躍するのは、平均気温が10℃を下回る12~2月まで。
3月以降は冬というよりも春のイメージが強くなってくるので、着用するのは避けた方が無難です。
3月以降の寒い日は、普通よりも少し薄めのダウン(インナーダウン)などをアウターとして着るようにしましょう。
ここで少し例外となるのは、北陸地方や北海道などの寒冷地。
冬の寒冷地は平均気温が5℃~10℃程度低くなるため、ダウンを着るシーズンは11月~3月ぐらいまでは気温的に違和感もありません。
薄手のダウンジャケット(インナーダウンタイプ)は11月~3月まで
インナーダウンのような薄手のダウンは、気温が12~14℃程度以下なら違和感がないでしょう。
アウターとしては、11月~3月までは着ていてもOK。
真冬だと一枚では頼りないですが、他のアウターの下にインナーダウンとして着用し、着回しの幅を増やすことが可能です。
ダウンベストは11月~3月まで
ダウンベストは袖がない分、ダウンジャケットよりも少し早い時期から活躍します。
着る時期としては、薄手のダウンジャケットと同じように、11月~3月までと考えるのが妥当。
逆に言うと、袖がないので真冬に着てしまうと寒そうな印象を与えてしまうかも。
筆者は、1月など特に寒い時期にダウンベストを着て出かけると、知り合いから「その恰好寒くない?」とよく聞かれている気がします。
真冬のダウンベストは、周りから見ても少し違和感があるようですね。
ただ、ダウンベストでも、カナダグースなど一部ハイスペックなものは例外です。
適正な気温がダウンジャケット並みのものもあるので、12月~2月がシーズンと考えておきましょう。
ダウンジャケットを春アウターとして着るための工夫
とはいえ、春先はまだまだ寒く、寒さが苦手な人は3月以降でもダウンジャケットを着たい日があるでしょう。
そんな時は以下のような工夫で、ダウンジャケットを春のアウターとして着用していても違和感を抑えることができます。
- ダウンジャケットは薄手のものを選ぶ
- ファーが取り外し可能なら外す
- 首もとが見えるようにしてさわやかな印象に
- 色づかいや小物で春感を出す
下2つに関して、もう少しだけ詳しく解説していきます。
首もとが見えるようにしてさわやかな印象に
インナーをカットソーにしたり、セーターを着る場合は丸首にするなど、首もとをスッキリさせるとダウンを着ていてもさわやかな印象になり、春向けに。
逆に、冬っぽく見えてしまうのはタートルネックです。
春先にタートルネック+ダウンジャケットは少し暑苦しく見えてしまいます。
色づかいや小物で春感を出す
全体の色づかいや小物を上手く利用して、春感を強調することもできます。
具体的には、パステルカラーや白を使うこと、ブーツではなくスニーカーを履くことなど。
3月からの服装は、冬服に春物を混ぜていく感じになることが多いです。
なので、パステルカラーなども取り入れやすく、ダウンの着回しも幅広く応用することができます。
アウター選びで迷ったら、ニュースや服装指数をチェック
先ほどは“ダウンジャケットは12月~2月がシーズン”と説明しましたが、同じ月でも気温や天候はバラつきがあるので、その日によって最適な服装は変わります。
かと言っていちいち外に出て確認するのも面倒。
冬は特に寒いので、パジャマのまま外に出るのは気が引けますね。
そんなときは、以下をチェックすると服装のヒントになるかも。
- アウター選びに迷ったら…
- 朝のニュースで、ロケをしているキャスターの服装をチェックしてみる
日本気象協会が発表している服装指数をチェック
1つ目はそのまま、ニュースのロケでは生放送で外に出ているわけなので、同じような恰好をしてお出かけすれば気温に合った違和感のない服装になるということ。
2つ目の服装指数とは、日本気象協会が予想気温を元にどんな服装が適しているかの目安を公表しているものです。
天気予報のようなイメージで、住んでいる地域ごとに最適な服装がわかります。
出典:服装指数-日本気象協会
服装指数は数字で表されているみたいだね。
数字と服装の目安ってどんな感じなのかな?
10~20が真冬で、ダウンジャケットやコートを
30~40だと、インナーダウンやダウン以外のアウター
50~60は、長袖のシャツ+羽織るもの
70以上なら軽装でOK、と考えましょう。
日によっては指数の発表される時間帯が昼以降になってしまうことがあるので、参考にしきれない部分もあるかと思いますが…。
電車内でダウンが暑く感じるなら、インナーを薄手にしてみよう
- ダウンのインナーを薄手にすることで得られるメリット
- 実は、インナーを薄手にすることでダウンの保温性を強めることができる
前を開ければ薄手なので涼しく感じられ、体温調節がしやすくなる
ダウンジャケットの下に着るインナーを薄手にすることで、体温調節がしやすくなります。
外が寒くても、電車内などの室内に入ると、暖房が効きすぎて汗をかいてしまうことはありませんか?
特に季節の変わり目にダウンアウターを着ていると、室内では地獄のような暑さに襲われることも。
そんなときは、インナーを薄手にすることで解決することができます。
下を薄くしちゃうと寒くなっちゃわない?
ダウンジャケットには、魔法瓶のように体温を反射して保温する機能があります。
なので、インナーを薄手にしたほうがダウンに体温が伝わりやすく、効率よく暖まることができます。
前を開けておけば室内でも涼しいので一石二鳥です。
この理屈は、『羽毛衣類について』という論文をもとにしています。
「ほんとかな?」と思われた方は、無料で読めるので目を通してみてくださいね。
ただし、これは“気温に適したダウン”を着ていることが条件です。
気温に対してあまりに薄いダウンジャケットを着ていると、保温性能が追い付かず寒く感じてしまう可能性があります。
ダウンジャケットはいつからいつまで?のまとめ
冒頭でも書きましたが、ダウンジャケットはザ・冬なアイテムなので、時期を間違えると暑苦しい印象を持たれてしまう恐れも。
自分はどうだったかな?と不安に思った人は、このページを読んで、季節感や時期に合わせたファッションを心がけてみて下さい。
一般的には、ダウンなどの本格的な冬アウターは2月いっぱいまで。
春になったら、冬物アウターは一度整理し、来年も着る予定のものはクリーニング、そうでないなら買取などを利用して処分しておくのがおすすめです。
クローゼットにしまう前のクリーニングに